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尾長44cm |
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本日の釣果一部 |
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●状況報告
釣行日:2011年1月29日(土)旧暦:12/26
釣り場:神津島 祇苗 オネエモ1番
渡 船:賀寿丸
海 況:若潮、潮の流れは南東から午前中は緩い午後からは動く、
西ど強風(釣り座も横風強風)、波及びウネリ共に高い、曇り、水温15.9℃
Team GUREKO関東の金田です。
メンバーの広垣会員が昨年イナンバにて60cmの尾長グレを筆頭に複数の大物を仕留めた結果、賀寿丸年間表彰のポイント部門5位、大物賞部門6位と入賞し、その表彰式を兼ねた懇親会釣行にカバン持ちとしてお伴してきました。
予報では土日とも西強風で、特に日曜日は帰って来るのも難しそうな状況で開催が危ぶまれましたが、なんとかできそうだとの船長の判断がでて下田に集合しました。
神津島への道中は予想に反して大きな揺れもなく、私としては快適なクルージングでしたが、春から初夏にかけての凪しか経験したことのないグループは到着した際には"ぐったり"していました(そりゃ〜イナンバに行ける日とは雲泥の差ですからね・・・笑)。
我々は船長の指示で祇苗のオネエモ1番に渡礁しました。ここのワンド側は西風を完全に背にでき、撒き餌も回転して溜まるので爆釣が期待できるのですが、残念ながら大きなウネリが上がってきていて安全重視で断念しました。そこで風をまともに横から受けることになってしまいますが、水道側に並んで釣り座を構えることにし、ジャンケンに勝った私は先端を選択してバッカンや荷物等をハーケンで固定しました。
風があるので道糸は細めの2.5号を選択し、水温も前日より2℃近く低下したとのことで喰い渋りが予想されるので初めから細めの2.5号とし、そのためハリは若干ネムリが入っている鬼掛尾長ネムリ茶9号を結びました。まずは様子を探るためにウキ止をハリから3.5ヒロに付け、超高重心環付L-000の完全フカセでスタートし、足元から払出しが出ていたので、撒き餌はとにかく足元にテンポよく撒き続けました。まずはラインをフリーにして送っていくと1投目で40cmクラスのイサキをゲット!広垣会員もほぼ同時にイサキをゲットしたので「こりゃ〜イサキ祭りかな?」と言い合っていましたが・・・後が続かず・・・潮も完全に止まってしまいアタリが全くなくなってしまいました。
10時過ぎに賀寿丸が見回りに来た時には、私はグレボーズの状態でしたが「潮待ちする!」と船長に告げて磯換えはしませんでした。とにかく足元に撒き餌を打ち続け、凍えながら粘っていたら、やがて潮が動きだしたのでチャンス到来と思ったのですが、どうにも仕掛けがしっくりこない・・・なんせ常に強い横風が吹いている状況で倒れそうになるくらいですからね(溜息)。
その時点で横風対策として、ウキをL-0000に換えてシーアンカー系の"J.クッション水中3J"を付けていたのですが、さらにシーアンカー系のアイテムの"ワンタッチ・ハリス水中(-0)"を追加し、ウキもL-0000Rにチェンジしました。それでも馴染みが悪いので・・・素早く仕掛けを水中に安定させるためにウキ止を一気に2ヒロに変えて"ワンタッチ・ハリス水中(-0)"の5cm下にがん玉3Gを打ちました。
仕掛けの打ち込みにもコツがあります。投入後すぐに仕掛けを張るのは厳禁です。そんなことすると風の抵抗を受けた道糸が仕掛けを引っ張ってしまって決して馴染むことはありません。そこで仕掛け投入後は何秒か道糸をフリーに出し、仕掛けが完全に沈んでから竿先を海面に突き刺して巻き上げると「ググッ」と抵抗を感じますから、そこで一旦仕掛けを張りきってから送り込んでいくと・・・後はウキにまかせておけば勝手に魚のいる場所に仕掛けを運んでくれます。また、これだけアイテムを付けると違和感を与えてグレが付け餌を離してしまうのでは?と思われるでしょうが、この超高重心ウキは限界まで削りあげているので抵抗は最小限に抑えてありますので、こんな仕掛けを組むのも可能なんですよ。案の上、待望のアタリ!小気味よい引きで元気に上がってきたのは30cm強の尾長でした。そこからは連ちゃんモードでサイズも大きくなっていき〜掛かれば40cmオーバーという久しぶりの尾長祭りを楽しみました。
しかしながら、強風と大きなウネリでタモ入れにてこずり〜40cmオーバー数枚をバラシちゃいました。なんせタモを伸ばしたら横風で曲がってしまう状況でしたし、時には耐えきれなくてバンザイ状態に!(トホホ・・・面目ない)。さらに残念なことに・・・とうとう足元までウネリが這い上がり、後ろ髪を曳かれつつ2時間半も早く自主的に納竿しました。でもこれが正解で・・・片付けをしていると、たった今まで私が立っていた釣り座を大きなウネリが洗って行ったので「もし続けていたら・・・?」と思うと"ゾッ!"としました(冷や汗タラ〜リ)。
その後は広垣会員と肩を並べて大きな岩陰に身を寄せて回り込み風とそれに伴う波飛沫を浴び、凍えながら賀寿丸の迎えを待ちました(ハ〜ハクション!)。
夜は表彰式を兼ねた懇親会です。釣り談義で大いに盛り上がりました。
翌日は祇苗の新島向いに上げてもらいましたが、さらに西風が強くなった上に前日の疲れが残っていたのか、すっぽりハマる岩陰にて仮眠のつもりが爆睡してしまって、ほとんど釣りすることなく終わってしまいました(苦笑)。
来年は自分自身が表彰されるようにがんばりたいと思います。
●仕掛け
・竿:1.5号530
・道糸:2.5号
・ハリス: 2.5号(1ヒロ)
・アイテム:なるほどウキ止(ハリから3.5→2ヒロ)+カラマンボウロング(ハリから1.5ヒロ)
+J.クッション水中3J(半遊動)+TGパワーノットスイベル+ワンタッチ・ハリス水中(-0)
+5cm下にがん玉3G(ハリから0.5ヒロ)
・ハリ:鬼掛尾長ネムリ茶9号
・刺し餌:ボイル、ボイル+オキアミ職人
・撒き餌:ボイル9kg
・ウキ:超高重心環付L-000→L-0000→L-0000R(富士工業SICスイベル使用)
●釣果
・尾長グレ:30-44cm8枚(40cm以上5枚)
・口太グレ:25-30cm2枚、イサキ40cmクラス1枚
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