トップ その1
  12/18(土)  第8回GUREKO杯 TEAM GUREKO金田氏
2連覇した生江会員
お世話になった大倉丸
キープ(清水会員)
竿曲げ(淡路会員)
決勝戦を終えて
検量準備
集合写真
準決勝風景
●状況報告

第8回GUREKO杯報告

釣行日:2010年12月18日(土)旧暦:11/13
釣り場:大瀬 大根のハナレ
渡 船:大倉丸(倉の下)
海 況:中潮、西強風、波ウネリともに大きい、晴、水温18℃前後
参加者:7名
淡路会員、金田会員、清水会員、生江会員、橋本会員、早藤会員、広垣会員


競技規定:
・グレ総重量(規定寸法及び規定枚数なし)
・Man to Manのトーナメント方式とし、30分ごとの釣り座交代(トータル60分)
・フカセ釣りに限る

TEAM GUREKO関東のキンタこと金田です。
先般、12/18に年1回のチーム公式戦である第8回GUREKO杯を開催しましたので、その様子を報告させていただきます。

まずはGUREKO杯に先立つ1週間前の12/11(土)に、船長との打合せのために大瀬に行ってきました。特に今回はGUREKO杯では初のMan to Manのトーナメント方式を採用するので、4人が同時に竿を出せる上に1日を通して安定した釣果が望める場所を選択する必要があるので、幹事としては責任重大でした。
大瀬には何度も行っているので大体の目星は付いていたのですが、なんせ相手は自然と生き物ですので計算どおりにはいきません。一応、過去の経験から試合会場の候補として親島と上人小根を考えていましたが、少しでも直前の状況を自分自身で確認することは重要なことです。そこでプラクティスとしては、西風のことも考慮して初場所の"青島"にあがりました。結果的には前半はコッパ2枚のみ、後半は36cmまでの入喰いと時間的に大きなムラがありました。港に戻って船長に確認すると・・・一級磯の"オン根"で37cmがでたが数的にはポツポツで、他の磯も30cm強までが数釣れた場所がありましたが時合いは短かったとのこと。しかしながらコッパ中心であるが1日中釣れ続いた磯が1か所だけあり、そこは"大根のハナレ"とのことでした。この磯は地方寄りの浅場ですが西風に強いこともあり、船長と相談して第一候補とし、あとは当日の天候と近々の状況にて判断してもらうよう船長にお願いして大瀬をあとにしました。

前日の予報では西風で・・・それも「ど」が付くほどの強風。しかし、倉の下さんに確認すると出船問題なしとの返事でした。大瀬は東風でも西風でも竿がだせるので大会を開催するには打ってつけの場所です(もちろん船長の人柄の良さも理由の一つですが・・・笑)。
いつもどおり釣りエサセンター タカラさんに集合し、撒き餌を準備し終えたら「いざ!クジ引き」です。その結果、組み合わせは以下のとおりとなりました。

1回戦第1組:橋本会員 VS 早藤会員、1回戦第2組:清水会員 VS 金田会員、1回戦第3組:広垣会員 VS 淡路会員、前年度優勝者の生江会員はシード扱いで準決勝にて1回戦第3組の勝者と対戦。

港に着いて船長と最終打合せを実施し、当初の予定どおり試合会場は"大根のハナレ"と決定しました。試合会場は1か所として7人全員で渡礁しました。別の場所で並行して1回戦を実施するという案もありましたが、他人の釣りをじっくり見学する機会を設けたいと考え、タイトなスケジュールを覚悟で敢えてそうしました。
まずは釣り座選定です。当初は沖側と水道側のそれぞれ左右の4ヵ所を釣り座とするつもりでしたが、あまりにも強風のため、狭くなりましたが、4ヵ所とも水道向きに設定しました。
まずは1回戦の第1組と2組の対戦を実施し、橋本会員と清水会員が勝ち上がりました(つまり私は1回戦敗退・・・泣)。次に1回戦第3組の対戦を実施して淡路会員が勝ち上がりました。
このタイミングで大倉丸さんが弁当を持ってきてくれ、敗者の早藤さんと広垣さんを回収して別の磯に連れて行ってくれました。私は予定どおり(?)審判として試合会場に残りました(とほほ・・・)。

そして、準決勝、決勝、三位決定戦を実施した結果、以下のとおりとなりました。これらの試合の様子は入賞者各位のコメントにて紹介させていただきます。

【大会結果】
優勝 生江会員
準優勝 橋本会員
第三位 淡路会員

【第三位:淡路会員コメント】
クラブの1年を締めくくる大会は、上位に入ると賞品でGUREKOウキを頂けるので毎年楽しみなのですが、今年はより競技性が高い「完全トーナメント形式で実施する」と幹事から連絡が・・・
基本的にのんびり・気ままな釣りが好きな私には勝てる気がせず、不安を抱えつつ競技へ臨みました。
当日は強い西風と波で釣り座が限定されたため、指定された釣り座は水深の浅い大根との水道に並んで設定され。
状況は左側からは磯の切れ目を越えてくる波でできる強めのサラシができ、右側からは西風の影響で来る波が入り込んでくる状況でした。
軽い仕掛けでは仕掛けが安定しないと判断し、いつも2ヒロとるハリスを1ヒロ強と短くし、状況に応じてジンタン7号を1〜3個打った仕掛けで、自分の得意なラインを張りながらアタリをとる方法で何とか数を釣る事ができ、結果は満足の3位。賞品のGUREKOウキ2個ゲット!!

〔一回戦:vs 広垣会員〕
この日の最大重量(1,700g)で勝利
〔二回戦:vs 生江会員〕
前年度優勝者のマイペース主義に、リズムが崩されて自分の釣りができず敗退
〔三位決定戦:vs 清水会員〕
気を取り直して再度集中。この日最大となる37cm(1kg)を終了間際にゲットして勝利

今年1年、いい釣りができていませんでしたが、実力者ぞろいのチームグレコの大会で3位に入れて、いい形で1年を締めくくることができ良かったです。

大会幹事の金田会員には詳細なルール作成、磯選定など感謝します。

【準優勝:橋本会員コメント】
年に一度のGUREKO杯、今回は初のトーナメント方式だったのですが、一回戦から過去2回GUREKO杯を優勝している早藤会員と対戦に・・・早藤会員とは、普段一緒に釣りに行く機会が多いので余計に緊張しながらの一回戦になりました。前半戦はアタリが有るものの2枚ゲットのみ・・・後半戦の場所替えで強風&ウネリ対策としてガン玉を段打ちし、サラシが収まるのを待って磯際狙いに。何とか仕掛けが入るとアタリがあり、最終的には7枚キープで、早藤会員とは300gの僅差で勝ち抜ける事ができました。
なんとか一回戦を勝ち抜けできたものの、二回戦の相手は金田STAFFを破った清水STAFF・・・釣座の選択権があった私は迷わず一回戦の前半戦の釣座を選択。仕掛け変更しないで大根との間の泡溜まり下の根周りを攻めて何とか前半戦2枚キープで後半戦に。
前半戦の終了近くに清水STAFFに頻繁にアタリが出ていた所(泡溜まり&シモリ)に仕掛けを入れるとアタリは有るものの中々走らないので・・・張りながらの釣りに。
後半戦で何とか5枚追加して、またまた200gと僅差で決勝戦に進む事ができました。コッパグレに感謝です。
一回戦(早藤会員)・二回戦(清水STAFF)と強豪との試合にヘトヘト状態で「いざ決勝戦に!」
決勝の相手は昨年のグレコ杯優勝者の生江会員・・・何とか連覇だけは阻止したかったのですが、生江会員の作戦(マイペース攻撃)にはまってしまい・・・決勝は1枚のみと撃沈してしまいました。来年は「打倒!生江会員!」を合言葉に皆さん頑張りましょう!

【優勝:生江会員コメント】
TEAM GUREKO関東会員の生江です。昨年に引き続きGUREKO杯優勝の栄誉を得ることができました。参考になるかどうか分かりませんが、当日の私の釣りを報告させていただきます。

2日前の時点でYahoo天気によると下田近辺は10mを超える西強風の予報。18日大瀬で釣りができるか不安に思いながら前日の17日は金沢八景で船釣りをし、4時間ほど仮眠を取り集合場所のタカラ釣具へ向かいました。
そこで、誰が優勝してもおかしくないTEAM GUREKOの精鋭6名と久しぶりに会い、撒き餌を準備していたところ、何かが足りない???なんとリールを忘れていることに気付きましたが、早藤会員にいつも使っているのと同じモデルを貸してもらえて事なきを得ました。
7人で磯に乗ると予報通りの強風。たまに強風で足元をすくわれそうになる状況でした。それでも何とか4人の釣り座を確保することができ、初のトーナメント形式でのGUREKO杯が開始されました。
昨年優勝していたので1回戦はシードと対戦が無くて準決勝からでしたので、タイムキーパーを行いながら会員の釣りを観戦させていただきました。今まで、人の釣りをじっくり見る機会は無かったのと初めての磯だったので、対戦前に潮の状況等いろいろ参考になりました。
準決勝の最初の対戦相手は淡路会員でした。じゃんけんで勝った私はいかにも釣りづらそうな釣り座を前半戦に選択し、後半戦に釣果が安定している釣り座を選びました。仕掛けは、ウキをM-000、ハリスは1.5号2ひろ、針5号、がん玉G7をハリスの中間に一個で
スタートしましたが、仕掛けが安定する前にウキが沈んでしまうのでM-0に変更しました。
しかし、予想通り前半は大きなさらしの際などを広範囲に攻めましたが全く反応が無く0枚で終了。
後半戦はサラシがきつくないポイントだったので再度M-000でスタートしましたが、やはり早く沈むのでL-00に変更。全誘導でしたが、仕掛けがなじんでからウキがしもる感じにセットしたとたん1枚目をゲット!立て続けに4枚釣りましたが5枚目はバッカンに入れるのを失敗してリリース・・・トーナメントでの活かしバッカンの配置のまずさを実感しました。その後1枚追加してトータル5枚で準決勝を通過しました。

決勝は釣果の安定している釣り座2か所に限定し、前半20分、後半20分で橋本会員との対戦となりました。
前半はエサ取りに悩まされ何処に投入してもアタリが無いまま付け餌が取られる状況でしたが、なんとか終了間際に1枚を取り込みました。橋本会員も同じ状況だったらしく0枚で前半戦を終了。
後半戦も状況は変わらなかったものの、釣り座の右竿2本先位に付け餌が残るポイントを発見。そのポイントに仕掛けを流しウキがしもって見えなくなったタイミングで
糸を張りテンションを与えるとしばらくして穂先にあたりが出立て続けに3枚追加でき優勝することができました。最後の1枚は当日2番目のサイズの33センチでした。
当日はエサ取りが多かったので、手返しを早くして、付け餌が残ってくるポイントと撒き餌の投入の仕方を工夫し、付け餌が残ってくるポイントに仕掛けをしもらせ、仕掛けにテンションを掛ける釣りをしたのが釣果につながりました。
今回は人の釣りを観察し、短時間で磯の状況を読むという初めての釣りでしたが大変勉強になりました。

[セッティング]
 ロッド:紫電メガディス1.2号 530
 リール:BBX-テクニウム3000
 道 糸:2号
 ハリス:トルネード Vハード1.5号
 ハ リ:ひねくれグレ5号
 ウ キ:環付きM0、L00、M000
 撒き餌:オキアミボイル3kg、オキアミ生3kg、配合ブルーアイ1袋
 付け餌:オキアミボイル

【幹事総評:金田】
初めてのMan to Manでのトーナメント形式だったので、会員の多くは少し戸惑いもあったと思いますが、限定された場所でいかに短時間に少しでも良型を揃えるかに四苦八苦することも釣技の向上には必要なことだと考えています。30分ハーフで釣果を出すのは少し厳しいかな?とも思いましたが、結果は全対戦ともボーズの選手がいなかったことから安堵し、大会としても盛り上がったと思っています。
また、ウネリが大きい状況で事故がなく無事完了できたことは、幹事としてこれよりの喜びはありません。

最後になりましたが、会場となる磯選択に苦慮いただいた上に敗者の磯換えタイミングその他の要望等を快く引き受けていただいた倉ノ下様には感謝の言葉もありません。また、賞品提供ではGUREKO様並びに釣りエサセンター タカラ様にもこの場を借りてお礼申し上げます。


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