トップ その1
  11/27(土)  南伊豆 妻良 TEAM GUREKO清水氏
淡路会員&清水会員
(陸のダイス)
橋本会員(サンノクボ)
検量風景
お世話になった五兵衛丸
サメノリ(水道)
淡路会員
平塚君の釣果(口太44cm)
集合写真
●状況報告

11月例会 妻良
釣行日:2010年11月27日(土曜日)
釣行場所:南伊豆 妻良(道行、ダイス、サメノリ、サンノクボ、天上、陸のダイス)
利用渡船:五兵衛丸
参加者名:淡路、金田、橋本、早藤、広垣、平塚(オブザーバー)、清水(幹事)
海況:小潮、上り、ウネリ高い、北東風、雨→曇り→晴れ、水温20度

11月例会を南伊豆・妻良にて開催しましたので、レポートします。

前日のうねりが残り例会開催が危ぶまれたが、電話で船長と相談した結果場所限定となるが出船可能との返事をいただきいつものように湯河原の釣り餌センタータカラに集合しました。
今回は早藤さんの会社の後輩にあたる平塚君をオブザーバーとし、計7人での開催です。久しぶりに会った会員達に挨拶をすませ早速例会の競技規定を説明し磯割りのくじ引きを行いました。

●競技規定:25cm以上のメジナの総重量とし、同重量の場合はその中の最大長寸で決定する。場所決めはくじの若い順から決定し、10時にローテーションをする。

●くじ順結果:1金田、2広垣、3早藤、4平塚、5橋本、6淡路、7清水

 それぞれ準備も整ったところで車2台に別れ妻良へと向かいました。道中久しぶりに会ったメンバー達とのが会話が弾み約2時間があっと言う間に感じるほどでした。妻良港に着くと、先日のあふれかえるような状況とはうって代わり5台程の車が駐車してあるだけで前日の海況からかキャンセル者が多数出たことが予想されます。私達の他に1グループの例会が入っているようなので、先に磯に向かっていただき私たちは2番船での出船となりました。船長に伺うとうねりは思いのほか納まっており小さい磯でなければほとんど使えるとの事で、【道行→ダイス、金田・広垣】【サメノリ、早藤・平塚】【サンノクボ、橋本】【天上→陸のダイス、淡路・清水】へ渡礁することができました。

それでは各磯でのコメントへ。

● 道行→ダイスのコメント:金田会員
 いつものとおりタカラにてクジを引いたところ・・・「なんと1番!」と喜んだのも束の間・・・前日に神津島に行って下田に泊っている広垣会員は残りクジで2番・・・そうジャンケンも弱くクジ運もない2人が1-2番ということは・・・番号が良くても決して喜べない状況に気が付いた。
案の定、あがった磯は"道行(どぎょう)"の先端・・・2人が最も苦手な足場の悪い磯である。しかもウネリもかなり上がってきている。早速、手分けして荷物を高場に移しハーケンとハンマーを取り出そうとしたところ「???ない!」・・・そうバッグを換えたので入れ忘れてきていたのだ。「ま〜高場に上げたし大丈夫だろう」と選択権のあった私は沖向き先端のチョイ高場に、広垣会員は陸側ハナレに釣り座を構えてエギングから開始。もちろんアオリはGoodな土産ということもあるが、エギングを最初にするのは潮読みの要素も大きい。朝の時間帯は上り潮なので釣果は期待できると考えていたのだが、エギの流れる方向をみて愕然!なんと潮はゆっくりと下り方向に流れているではないか?!下り潮だと2人で攻めるのはかなり厳しい(汗)。私はコッパを釣りながらなんとかキープサイズを3枚揃えたが、広垣会員は潮裏で苦しんだあげく潮が差してきてハナレとの間が水没しはじめたので戻ってきた。そこで仕方なくエギングをしていたところキロ近くを筆頭に4杯あげていた(さすがエギマスター)。そんな矢先に大きなウネリが襲ってきて私のライブウエルと広垣会員のバッカン類その他が流されてしまった。すぐさま船長を携帯で呼び、バッカン類の回収と磯換えをお願いした。私の損害はなかったのだが、広垣会員はエギすべてと刺し餌と撒き餌のほとんどとマゼラー等の小物を消失してしまった(ハーケンを忘れたのが悔やまれる・・・)。
船長に「とにかく平らで安全なとこ」とお願いし、向かった先はダイスであった。ダイスといえばアオリ天国である。さっそく2人並んで陸向きのテラス状のシモリに向かってエギを投げたがまったく反応がない・・・早々にアオリに見切りをつけて牛根向かいに釣り座を構えた。ここは良型の口太が狙える。し〜か〜し〜水温が高いせいか尾長らしきアタリにパツパツとチモト切れのバラシを繰り返し、切られる度にハリスを太くして・・・最初は1.2号であったのが2号にまで上げてハリも尾長用のネムリバリに換えたのだが、挙句の果ては道糸での瞬殺(びえ〜ん号泣!)。やがて潮が止まりアタリも遠のいてしまった(・・・)。ようやく潮が動いたと思ったら、その太仕掛けに口太が掛かり出し、本日最大の32.5cmを釣ったところでタイムアップ。広垣会員も私の隣でなんとか型をみた。広垣会員としては撒き餌が無くなってしまったので、実力の半分も出し切れなくて悔しい思いをしたことだろう

● サメノリのコメント:早藤会員
 オブザーバー参加した会社の後輩である平塚君と一緒にサメノリ(フコウ向き先端)に渡礁させてもらいました。私は先端の水道寄りに入り平塚君は沖向きのサラシ場付近に釣り座を構えました。早速、環付S00(超高重心)をセットし、磯際周辺の様子を見てみました。磯際にコマセを撒くと早々にエサトリが寄ってきました。仕掛けをサラシの切れ目付近に投入後、アタリが無かったので付け餌の状態を確認してみると1分程でボイルが無くなっていました。今日のエサトリはかなり厳しいと思っていると付け餌が残り始めサラシの下にメジナがチラチラ見え始めました。チャンスと思いウキをS000(超高重心)に換えサラシの流れに乗せて水道付近を流してみたのですが中々ヒットしません。また朝方は雨も降りタフコンディションとなってきました。そんな中、沖向きで釣っていた平塚君が良方の魚をヒットさせていました。本人は冷静に魚を寄せていたので差ほど大きく無いのかなと思い聞いてみるとタモが必要との事。タモを持って近づいてみると何と44cmの口太を釣り上げていました。彼はまだ磯釣りを始めて4回ぐらいなのですが環付M00Rで下り潮を50m程流して掛けたというから驚きです。私も後輩に負けてはられないと思い水道中央の潮目でようやく32cm程の尾長を掛ける事ができましたが後が続きません。環付0000に交換し同じようにサラシ付近から水道を流すとラインはフコウ向きに出て行くのですが水道中央にある潮目と違った位置に流れていたため違和感を感じていました。上潮と下潮の状況を確認するため水中センサーを付け水道の潮目に遠投し潮の状況を確認してみました。水道側からの下潮が早く水中センサーが中々沈まず、トップのウキは沖から押してくる上潮に押され離れてしまいます。ようやく潮の状況がイメージできたため、この潮を突破し深く探れば魚は出ると思い、流れの遅い磯際で十分水中センサーを沈めてから流していくとようやく水道潮目付近に流す事ができました。仕掛けが潮目付近に留まりゆっくり沈んでいくとラインが勢い良く出ていき、ようやく35cmの尾長を釣る事ができました。但し水温が21℃と上昇したせいか棚は深くハリ掛かりも浅かったです。その後、上ウキをS00Rに換え30オーバーと思われる尾長を掛けたのですが残念ながらハリはずれとなり3匹を30cm以上で揃える事ができませんでした。一緒に渡礁した平塚君は40オーバー交じりで全て30cm以上の釣果を上げ10年近く磯釣りをやっていたものとしては悔しい思いはしたものの、若さが持つ感性(歳が私と2まわり違う)なのか釣りの上達には驚かされ、今後が楽しみでもあります。また、例会参加者の皆さんには色々とお世話して頂き、この場を借りて心からお礼申し上げます。

● サンノクボのコメント:橋本会員
 三の窪は妻良磯の地方寄りにある磯で、当日はウネリが少し残っていて両サイドからのサラシでよさげな感じがしました。支度をしながらコマセを撒いて様子を見ていると、磯際はハコフグやキタマクラなど餌取りがチラチラと・・・おまけにたまに来る大きなウネリでドサラシ状態に。仕方なく磯際を攻められず(下手なだけです)少し先の沈み根周りを釣ることに、コマセが効いているのか釣り始めからいきなり口太・尾長が掛かって3投で早くもキーパー3匹キープ出来ました。しかし、入れ替えとなると難しく、中々狙っている口太が釣れません。おまけに活性も悪くなってるし・・・休憩しながら辺りを見渡すと、遥か沖でメジナがボイルしているのを発見!ウキをL00Rに代えて沖を流すと、コンスタントに尾長が釣れて何とか入れ替えに成功しました。最大は尾長の34.5?あり久々に尾長の引きを味わえた一日でした。もう少し色々な攻めかたをしたら良かったかもしれませんね。次回リベンジです!

● 天上→陸のダイスのコメント:清水
 道行、サメノリ、サンノクボへと会員をおろし次に向かった磯は天上。この磯はさらしも出やすく大きな根が複雑に点在しており実績も高い。過去に一度乗った時にも良い思いをしました。早速場所決めを行いくじ順の早い淡路会員が沖向きのさらし場に私は入間向きの一段低くなったところに釣り座を構えました。淡路会員はさらしの中とそこから出る泡溜り、私は際かゴロタ根の隙間を渋く狙うと言ったまったく対照的な釣りとなりました。釣り始めて驚いたのは以上に水温が高いこと、天候が悪く雨が降っていたのでよけいにそう感じたかもしれないが海水がぬるま湯に感じるほどでした。その影響からかこませには無数の餌取りが群がり仕掛けがなじむ前に付け餌が取られてしまい、開始そうそう苦戦を強いられました。その点淡路会員は決して釣りやすい場所ではないのにもかかわらず、高場から得意の長竿を利用しらさらしの中から30cm前後のメジナを連発しており釣り座もそうですが、釣果もまったく対照的となりました。しばらく我慢の釣りが続き10時のローテーションを迎えようとしたとき、朝吹いていたナライ風がやみ予想以上にうねり上がってきたので残念ではあるが安全を重視し磯変えを決断しました。次に向かったのは陸のダイス、略地方に位置する磯でダイスが防波堤の役目をしてくれるのでうねりは抑えられる。付け加えると冬場の激寒期に乗りたい場所である。渡礁後、今度は私に優先権があるので私は沖向きのみぎ先端に、淡路会員は私の左隣となるチャカ場(ダイス向き)で2ラウンドを開始となりました。釣りを開始してまたまた驚きました、こんどは打って変り水温が低い!異常に水が冷たく餌取りもいない付餌もとられない激渋の状況でした。丹念にコマセを打ち我慢の釣りが続いたが若干潮が下りだすと、待望のあたりで小さいながらもなんとか尾長をキープ、淡路会員にもコンスタントに尾長がかかりだしたようで地合を迎えたようです。沖にきれいな潮目ができたので高重心S0000Rで遠投釣方をためしてみる。仕掛けがなじみ浮きがしもって行く、道糸を張らず緩めずのテンションで沈めて浮きが見えなくなったところでバラバラっと手元に反応が!今までとは違うなかなかの手ごたえで無事タモに収まったのは35cm前後の尾長でした。とりあえず規定の3匹をキープすることができ、更なる型物を狙い粘るものの磯上がりの30分前を向かえ終了。釣果としては決して満足のいく結果ではなかったが、超高重心浮きの特性をつかんだ気がします。次回の釣行でいろいろと試したい課題ができました、GUREKO杯で結果を出せればと思います。

● 例会結果
 さて、気になる結果ですがそれぞれ降りた場所により釣果にむらが出たようです。水温が高く安定していないことも有り、入る潮によってめじなの活性が上がったり下がったり。晩秋磯の特徴でも有ります。実際に回収した仕掛けが妙に冷たかったり、釣上げた魚が暖かだったりと一日に何度も状況が変化したように思えます。しかしそんな中やってくれました平塚君が!潮にも恵まれたサメノリだったとは言え立派な44cmのメジナをゲット。2以下に約600gの差をつけ文句無しの優勝を手にしました。これまでも例会でのオブザーバー参加は何度か有りましたが、オブザーバー優勝者は今回が初めてでしょう。おめでとうございます。又、それを旨くアシストした早藤さんお疲れ様でした。

    順位       合計    最大
1位 平塚 2225g 44cm
2位 橋本 1592g 34.5cm
3位 金田 1507g 32.5cm

● まとめ
 無事怪我もなくと言いたいところですが道行では潮とうねりが同調し膝上までうねりが這い上ってきたことにより、大事な荷物を流されてしまったようです。しかし逆に言い換えれば荷物だけですんで良かった、まさに不幸中の幸いと言えます。そしてすぐさま船を呼び場所変えを行ったことによってそれ以上の被害を免れたのはこれまでの経験からの判断だと思います。同じクラブ員として是非見習わなければいけない事だと思います。又、安全な場所変えに臨機応変に対応していただいた高橋船長、ありがとうございました。



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